1年の半分がもう過ぎてしまいました。
「光陰矢の如し」「歳月は人を待たず」、そんな言葉がちらっと頭をかすめます。 今日2日は「半夏生」、七十二候の一つで夏至から十一日目に当たる日で、 この日から5日間が半夏生となるそうです。かつては「田植え」にもっとも 相応しい時期とされていたとか・・・・。 この時期に色づく半夏生という植物もありますね。 すっかり忘れていたのですが、ふと気がついて見に行ってみました。 「半化粧」とも表記されますが、殆ど「お化粧」は済んでしまったようで、 白粉を塗ったような葉ばかりでした。 花期に葉が白くなるのは虫媒花であるためにこのように進化したのではないかとも いわれているそうです。 葉が白くなる花といえば「コンロンカ=崑崙花」もそうですね。 やはり、いま頃の時期、花盛りです。 中国の崑崙山の雪に見立てた名前といいますから、ちょっと驚きます。 ところで、前回のツバメの話の続きになるのですが・・・・・ 巣立ったツバメはどうなるのか? 「ツバメのねぐら」という所で過ごすとのこと。 文字通りツバメが集まって眠る場所のこと。 ツバメが大きくなり巣立つと、日本から去るまでの間渡りのための準備をする。 そのときに河川敷のヨシ原などで集団でねぐらを作るそうです。 そのねぐらが大田区の多摩川、我が家からもそんなに遠くないところにあるという。 「日本野鳥の会」からその「ねぐら観察会」の案内が届きました。 7月ですが、時間は18時~20時頃まで・・・・さて、どうするか? もちろん行きたいのですが、気がかりがひとつ、「蚊に喰われるのではないか?」 土手の花火大会へ出かけた何人かの人から蚊の被害をきいているので 蚊に好かれやすい私はちょっとびびっています。 #
by suirenn2
| 2017-07-02 11:46
商店街を歩いていたらツバメが飛んでいるのがみえました。
暫く立ち止まって眺めていたら、すぅ~っと或る建物へ入っていった。 「まさか?」と思いながら行ってみるとヒナがいるのが見えました。 そこは毎年のようにツバメが帰ってきていた巣でした。 ところが、ここ2年は姿が見えないままに巣も干乾びかけていたのです。 「もう来ることはないのか」と諦めていただけに嬉しいことでした。 2羽しかいないようですが、ヒナは元気に育っています。 どうやら巣立ちの時期にきているらしい。 親鳥が来ても熱心に朝を与えているようでもなく、巣の周りを飛び回っている。 親鳥がそうして飛び回るのは巣立ちを促している。つまり「飛び立ちなさい」と 自分で飛び回りながらのデモンストレーション・・・・ 私のこれまでの観察からしてそうと見てとれます。 案の定というか、思った通りでした。 外へ出てみると近くの電線で親鳥らしい2羽がのんびり休んでいました。 餌を与えるのに忙しい時はこんなふうに休んでなどいられないのですから・・・・ 但し、尾羽の感じから下の1羽は「子ども」のようにも思えます。 つまり、ヒナは3羽いて、この1羽は最初に巣から飛び立ったのかもしれない?? ヒナもいろいろ、度胸のよい子もいれば、臆病な子もいる。 ヒナにとって巣立ちは勇気の要ること。巣立ちひとつでもドラマがあるのですね。 長々とツバメの話になってしまいました。 でも、年々都会ではツバメを目にするのも珍しいことになっているという。 こうしてツバメがブログのネタになってくれるのが、私には有難く思えます。 #
by suirenn2
| 2017-06-30 12:21
楽しみにしていた絵画展でした。
何より長谷川等伯の絵が出展されているので、それがお目当てです。 期待して出かけた甲斐がありました。よかったです。 けっこう人が入っていましたが、混雑するほどではなくゆっくり観賞できました。 特に印象深く「うわぁ~、凄い!」と思ったのは、等伯の「四季柳図屏風」、 六曲一双、金地に緑色系の着色で、149×344㎝の大作の屏風です。 残念ながら絵葉書がなくて、これはネットから拝借したものですが、 唯々うっとりと見入ってしまいました。 日本の水墨画に影響を与えたといわれる中国の絵師「牧谿」や「玉潤」の作品が みられたのも幸いなことでした。 たまたま都合がついた友達と一緒でした。 展覧会の跡は「帝劇」地下の食堂街で昼食、さらにカフェへ移って、 コーヒー1杯で長々とお喋り、これもまた楽しいひとときでした。 #
by suirenn2
| 2017-06-29 12:27
6月24日の読売新聞(朝刊)の記事です。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の最終回と「坂の上の雲」の初回などの自筆原稿が 見つかったとのこと。400字詰用紙に万年筆で書かれていて、元の文を線で 消す、句読点を直すなど推敲の跡が分かるという。 ブログ友のOちゃんも話題にしていましたが、私にとっても衝撃的、感動t的な 記事でした。「竜馬がゆく」の最終回についてのことが書かれてあったからです。 「竜馬がゆく」は文庫本にして8巻、面白くて夢中になって読んだものでした。 その「竜馬がゆく」の最終回、まさに最後はこういう文章で終わっています。 天に意思がある。 としか、この若者の場合、おもえない。 天がこの国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、 その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。 この夜、京の天は雨気が満ち、星がない。 しかし、時代は旋回している。若者はその歴史の扉をその手で押し、 そして未来へ押しあげた。 文中のこの「惜しげもなく」が、当初は「惜しむように」だった。 それを「惜しげもなく」と強い表現に書き換えたことが分かるというのです。 驚きました。ぐっと胸を衝かれるようでした。 確かに「惜しむように」と「惜しげもなく」では意味が違ってきます 龍馬の凄絶な最期、短い生涯を想えば、「惜しげもなく」こそ毅然としていて 「天に意思がある」あるいは「天へ召しかえした」と言葉もまた一層深い意味を 湛えてくるような気がします。 司馬遼太郎ほどの大作家にして、句読点のひとつ、言葉ひとつにこだわる。 作家なら当たり前のことなのかもしれませんが、実際にその痕跡が見てとれる という今回の原稿の記事は、龍馬に関することでもあっただけに胸を打たれたのでした。 #
by suirenn2
| 2017-06-26 12:25
一昨日、訪れてみました。ヒナが産まれ、元気に育っていました。
3羽いるでしょうか? 4羽のような気もするけどよく見えません。 育ち盛り、食べ盛り、親がせっせとエサを運んでいます。 こうなると親は食べさせるのに夢中で、近くに「カメラおばさん」がいて カメラを向けていることなどかまっていられないのでしょう。 当初みられた警戒心、明らかにイヤがって威嚇するような素振りもなくなります。 暫くみていて気がついたことがありました。 親がエサを運んで来るのを、その近づいてくる気配をヒナ達は察知するらしい。 まだ親鳥の姿がみえないのに、急にピィピィピィと鳴き始めるのです。 言い換えれば、見ている側にとっては、ヒナが鳴き出したら親鳥が現れる合図。 もちろん、時間にしてほんの一瞬のことですが、ヒナ達には不思議な察知能力が あるのを感じました。 ヒナ達、トイレのこともすでにきちんとできています。 ↑左下の写真、こうしてお尻を外に突き出して用を足すのですね。 巣の真下はこの通り・・・ これがイヤがられて巣が壊されたりしてしまうのですね。 ここは或るマンションの玄関口ですが、でも、きっとどなたがお掃除なさるでしょう。 お掃除といえば初めてツバメの巣をみたときのことを思い出します。 そこは病院の玄関口でしたが、排泄物の周りを木枠で囲い、看護師さんが 毎朝お掃除をしていました。排泄物を掃き取り、その後を水で洗い流し、 最後は消毒液を吹きかけて・・・・たまたまその様子をみたのですが、 「さすがに病院だな」と感心したものでした。 看護師さんに「大変ですね」と言ったら、「いえ、いえ」と事もなげに笑われた。 その笑顔がいまでも目に浮かぶようです。 ところで、前回、山菜の「ウルイ」を「ウグイ」と誤表記でした。 訂正しておきます。 桐の花? でも、葉が違うような・・・・ 名前を忘れました。 ブラックベリー、かなり赤くなっています。 相変わらず目につくのは紫陽花です。 #
by suirenn2
| 2017-06-24 11:47
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