2017年 05月 24日 ( 1 )

読書のこと

なせばなる なさねばならぬ 何事も ならぬは人の なさぬ成けり

上杉鷹山の有名なこの言葉、学生時代にはすでに私も聞き知っていたでしょうか。
凄いことを言う人だと思い、意志の強さに感心しつつも近寄りがたい印象を抱いた
ものでしたが、それ以上に興味を持つこともなく、時は流れました。

再び上杉鷹山に巡り合うのは4年前のこと、「細井平洲」の物語を読んだときです。
ここにブログアップしていますが、このとき、上杉鷹山という人物が素晴らしい印象
としてのこりました。

そして、藤沢周平の中編小説集で「幻にあらず」を読んで決定的になったというか、
なんとしても上杉鷹山を読まなければという気持ちになったのでした。
ちなみに「幻にあらず」は上杉鷹山が主人公の物語です。
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藤沢周平の遺作となった長編小説だそうです。
雑誌で連載していたそうですが、病に倒れ、一時連載中止になったとか。
退院したものの体調は回復せず、予定していた最後の方の数十枚はついに
書くことができなかった・・・・・。
まさに命を削りながらの藤沢周平の遺書ともいえる作品なのですね。

しみじみと深く胸に沁みる作品でした。読みながら何度も目頭が熱くなりました。
沢山本を読んできたけれど、こんなに胸を打たれたことはなかった・・・・
感動しました。なんと言ってよいのか言葉にならない感動です。
それでも1回読んだだけでは読み切れていないような気もするので、
少し間をおいてもう一度読んでみようと思っています。
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by suirenn2 | 2017-05-24 11:11