2017年 04月 26日 ( 1 )

読書のこと

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一茶といえばすぐにも幾つもの句が浮かんできます。
「雪とけて村いっぱいの子どもかな」「やせ蛙まけるな一茶これにあり」
「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」「やれ打つな蝿が手をすり足をする」
「我ときて遊べや親のない雀」等々、特に覚えたわけでもないけれど何故か
微笑ましい印象とともに記憶にのこっています。
そして、作者の一茶についても、気立ての優しい善良な人物を想像して、
好もしい印象を持っていました。

それだけに藤沢周平の「一茶」は衝撃的でした。
「善良な人物」など勝手な思い込みに過ぎなかったことを思い知らされました。
その意味で読後感は爽やかとはいかず、重々しいものがのこりました。
けれど、なんといってもそこは藤沢周平の作品です、説得力があります。
「読んでよかった」としみじみとそう思わせる奥深さとでもいうか
ずっしりした重量感のある作品でした。


「逆軍の旗」は案内にある通り明智光秀を扱った作品です。
明智光秀なる人物は読めば読むほど謎めいてわかりにくい人物・・・・
その謎もまさに「異様な謎」で、日本の歴史上こんな奇妙な人物は
いないのではないかと思うくらいです。ともかく、読み応えがありました。
上杉鷹山を描いた「幻にあらず」という作品も収録されていて、これが
素晴らしい。感動しました。

相変わらずの読書三昧、これはこれで結構なことなのですが、
外歩きもしなければ・・・・・と気がかりでもあります。

リンゴの花・・・・
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ナシの花・・・・
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by suirenn2 | 2017-04-26 12:11