初めは女性の先生でしたが、お母様のご病気でその先生が韓国へ帰られたため、いまの先生は34歳、独身男性です。韓国の大学で経済を勉強したので、経済大国といわれるアメリカか日本に留学したいと思ったそうです。家からの援助は無理なので日本を選び、アルバイトをしてお金を貯めながら、独学で日本のことを、言葉も含めて勉強なさったとか・・・。
7年前の10月に来日。日本へ来て最初に感じたのは「空気の冷たさ」だったそうです。家々は雨戸を閉めて(韓国には雨戸はありません)・・・街中の賑やかな様子も感じられず、ひんやりした空気だったのでしょう。
それから日本の大学で勉強し、現在は韓国語講師、通訳などのお仕事をしています。企業関係の重要な通訳をなさっているようです。日本語は流暢というわけではありませんが、それでも授業のなかで「体言」「用言」「動詞の活用」など、そんな言葉がどんどんでてきます。日本人の生徒が「体言って何?」と聞く始末。
でも、やはり、時々可笑しくて・・・・。
先生「・・・日本には、
猫に御飯という諺がありますね」
生徒「ね~よ、そんな諺・・・」
先生「えっ、諺、知りませんか?」
生徒「諺はね、
猫に小判・・・」
先生「交番?」
半端じゃない勉強なのですね。日本に留学したいと思い、そのために一生懸命に努力なさって
・・・・「そういう人が韓国にもいっぱいいます」と、今日、先生は私達に言ってくださいました。