お友達と誘い合わせて八重桜見物でした。
大木が地面に届くほどに大きく枝を広げて、新宿御苑の八重桜は見応えがあります。
「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな」という歌が
ありますが、まさにここ新宿御苑で「今日 九重に 匂う」がごとく美しく
咲いていました。
私にとって珍しかったのは「福禄寿」と「兼六園菊桜」でした。
兼六園菊桜はその名の通り金沢の兼六園に由来する桜とのこと。
「ハンカチの木」の辺りで待ち合わせでした。
ちょうど良い具合にハンカチの木は白い花をつけてひらひらと揺れていました。
本当は花ではなく、あの白いひらひらは「苞」というそうですが・・・・
近くでは落羽松の下でオオアマナも花盛りでした。
落羽松の気根と真っ白なアマナの群生は実にいい眺め、見事なコラボレーションです。
今回、初めて気づいたこと、「あら、木が違う?」
辺りに生えている木はすべて落羽松と思っていたのですが見ての通り違っていました。
メタセコイアは「曙杉」、落羽松は「沼杉」、共に杉科の植物ですが、
これだけ木の形が違っているのに、いままでまったく気がつかなかったのですね。
昼前の待ち合わせだったので、おにぎり持参で一緒に昼食・・・・
さらに桜見物のあとはお茶タイムで、お喋りにも花が咲いた一日になりました。
帰りに千駄ヶ谷門近くでみたスズカケの実・・・