二十四節気のひとつ、今日は「霜降」、紅葉が色づき、初霜が降りる頃・・・・
霜降が過ぎれは、次は「立冬」、暦の上では冬がやってくるのですね。
穏やかな秋晴れが続いていますが、日が暮れるのが早くなりました。
取り立てて何ほどのこともないのに、日暮れの早さに急かされるようです。
そして、チョッピリと感傷的になって、なにか物悲しいような寂しいような気分にもなる。
私にとっては「おひとりさま」の暮らしがじみじみと身に沁みる頃でもあります。
月見れば千々に物こそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど
そういえば明日は「十三夜」、お月さん、みえるでしょうか。
月の形は左側が少し欠けているそうですが、十五夜に次いで美しい月と言われている。
昔は、中国から伝わった十五夜よりも、秋の収穫を祝う行事としては、
日本独特の風習である「十三夜」の方が庶民の間で親しまれていたそうです。
縁起をかつぐわけではないけれど、「片月見」や「片見月」にならないように、
お月さん、見られるといいですね。
東御苑で撮った写真です。
あの真っ白なセンニンソウは赤っぽく色変わりするのですね。
ホトトギス、よく見かけるタイワンホトトギスと違って斑点が淡い紫色でした。
「ミヤマガミズミ=深山がまずみ」、今回はじめて気がつきました。
果実は僅かに残っているだけ、「ヒメリンゴ」だけが鈴生りで輝いていました。