昨日の読売新聞に瀬戸内寂聴さんのインタビュー記事が載っていました。
「代受苦」という仏教の言葉があるそうです。
他の人の苦しみを引き受けて犠牲になった人々のお蔭で、私たちは生かされている・・・・
●復興に際しては高齢者こそ、「未来ある世代をどうしたら絶望させずに済むか」を熟慮すべき・・・
●・・・・・・このまま人口が減って、1人が1人高齢者を養う時代が来れば、復興どころか日本全体が
地盤沈下し、活力がなくなるだろう・・・・
●これほどの大災害が起き、人口も経済も右肩上がりといかなくなったからには、高齢者は
すべて社会的弱者であるという概念を見直した方がいいのではないか・・・・
●何を与えられるか、どうしたら孫の世代のために社会をよくしていけるか、健康と財力に
恵まれた高齢者ほど、真剣に考えてほしい・・・・
私も高齢者の部類なので、こういう言葉が耳に痛いというか、ずっしりと重く感じられます。
「あれから一年」、いろいろ思うことはあっても、後ろめたいような気持ちもつきまとい、
何か言っても嘘のようで言葉が出てきません。
犠牲者の冥福をお祈りして手を合わせるばかりです。
羽田空港で「東北物産展」、テレビで見たので出かけてみました。(10日)
「東北は負けない」コーナーでは、被災地の方々の写真とメッセージが並んでいました。
どのお顔も、笑顔、笑顔、笑顔・・・・・向かい合っていると胸が熱くなってくる・・・・。
人気商品という福島県二本松市産の「豆菓子 みそ味」を少しまとめて欲しいと思ったのですが、
1人1個だけでした。人気商品だけに仕方がないですね。(写真右のパック入りのもの)
販売にあたっているのは都内在住の豊北出身の方のようで、生産者は作るのが精いっぱい、
こういう販売にまで手がまわらない・・・・・そういう会話が聞こえたのが耳にのこりました。
ターミナルには青森県のブースがあって、思いがけず津軽三味線の演奏を聴かせてもらいました。
「たんと節」「アイヤー節」「津軽じょんから節」「津軽盆踊り唄」など、すぐ目の前で聴く津軽三味線、
それはそれは迫力があり、東北の底力が音になっているようで感動しました。
津軽三味線は「太棹」といわれ、普通の三味線よりひとまわり大きい、使われている皮もネコではなく
イヌ、イヌの背中の皮とのこと・・・・。
りんごのプレゼントもありました。
すぐ帰るつもりでしたが、空港へ来たのだから飛行機も見ていこうと展望デッキへ・・・・。
でも、飛行機よりも先ず目についたのがスズメ、空港へきてスズメの写真を撮るとは
思ってもみないことでしたが、楽しくなってしばし遊んでもらいました。
「ポケモン」着陸、タイミングよく飛んできてくれました。