車ですぐ近くを何度も通ってはいるのですが、山に上ったのは初めてでした。
自然の山では東京都で一番高いそうです。
愛宕山は、放送発祥の地、井伊直弼暗殺の桜田門外の変では、襲撃した水戸の浪士達が
この山に集結し成功を祈願して江戸城に向かったなど、歴史的にもよく知られています。
また、勝海舟と西郷隆盛が、この山から江戸の街を眺めながら江戸城無血開城の暗黙の了解のもと
後の調印につながったともいわれています。
けれども、何と言っても有名のは、愛宕山名物?急峻な石段にまつわる話。
江戸時代、芝の増上寺へ参詣の途中、将軍家光が山上に咲いている梅を所望した。
その時、四国丸亀藩の間垣平九郎という家臣が、この石段を馬で駆け上がって
梅をとってきたという話です。
実際に石段を見てみるとあまりにも急坂で、馬で駆け上がるなんて「ホンマかいな?」、
そう思うのですが、後に試しに実証した人もいるそうですから、本当のことだったでしょうか。
私は上りはエレベーター、帰りに手すりにつかまりながら下りてきおました。
愛宕トンネルの脇にエレベーターがあります。
愛宕神社はこじんまりした所でした。
茅の輪が設えられ先ずは「茅の輪くぐり」、それから神殿での「千日詣り」です。
境内では「ほおずき市」・・・・・
しっかりお詣りしてきました。
1925年(大正14年)、ここ愛宕山から日本初のラジオ放送が始まりました。
放送の歴史など展示したNHKの「放送博物館」があります。
2・26事件の時に急ぎ書き記した原稿や玉音放送の原版も展示してあります。
ざっと見てまわっただけでしたが、再度ゆっくり訪れたいと思いました。
増上寺ではもう七夕飾りが・・・・
久し振りの坊やとの再会でした。