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ねずみ女房

夕食前にいっとき読書でした。ねずみ女房_c0051107_22492345.jpg

夕刊のほぼ一面を使って「ねずみ女房」の紹介記事が載っていました。

早速本箱から取り出してきて、また読んでみました。

ある家に住んでいる小さな女房ねずみが、やはりその家で飼われている鳥籠の鳩を逃がす・・・・・要約すればそれだけの話なのですが、読み終わった後の気持ちは、とても言葉では表せない・・・・。

何かひたひたと心の底から清冽な水が湧き上がってくるような・・・・
何とも言えない切なさのような、哀しさのような・・・・
或いは、大らかなような、自由なような・・・・。

新聞で紹介していらっしゃる作家の斎藤惇夫さんは「なんだかぎりぎりとしぼられた弓から、ひょうと矢が放たれるあの一瞬の緊張や輝きを、この物語はいつも感じさせてくれるのです」と書いておられます。

素晴らしい作品です。

私が購入したのが1977年の初版で700円、いまはもう絶版かと思っていましたが、ネットでも買えるようです。石井桃子訳、福音館書店、1300円?位です
よかったら是非読んでみてください。

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by suirenn2 | 2009-04-26 00:02


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