フランダースの犬

少年ネロと愛犬パトラッシュの物語「フランダースの犬」は、日本では児童文学の古典的名作ともいえるしょうか。ところが、英国人作家が1870年代に書いたこの作品、欧州では「負け犬の死」としか映らず、評価されることはなかったそうです。ー 読売新聞から -

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悲しい結末の原作が、日本でのみ共感を集めたのは、長く謎とされてきた」そうですから、こちらの方がびっくりしてしまいますね。

この度、ベルギー人の映画監督さんが、謎の解明を試みた映画を製作なさったようです。そして、資料発掘や、世界6カ国での計100人を超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった・・・・と新聞にはありました。

さらに、「日本人は、信義や友情のために敗北や挫折を受け入れることに、ある種の崇高さを見いだす。ネロの死に方は、まさに日本人の価値観を体現するもの」と結論づけたそうです。

話が難しいことになってきました。私には、欧州で評価されなかったことの方が、「えっ、そうだったの?」と衝撃で、むしろ、謎に思えるのですが・・・・・。

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by suirenn2 | 2007-12-26 00:17 | Comments(8)
Commented by フクちゃん at 2007-12-26 09:10 x
それだけ欧州の人とは替えがえ方が違うのでしょうが美学では無くなってしまうんですね
でもこの感情は日本的でいいと思いますよ
Commented by dekomama at 2007-12-26 16:58
suirennさん  サンタさん..随分いっぱい鎮座していられますね。
此れだけ集めるのは楽しいでしょう。
今度はお正月楽しめますね~フランダースの犬懐かしいです。
国によって本の評価が違うのは..あ.あそうか~とうなずけますね
他の事でも国によって違う事ありますね。
でも子供にも読み聞かせた物語です。
Commented by ブル-ベリー at 2007-12-26 17:10 x
「フランダースの犬」テレビでありましたね。
子供たちは毎週楽しみに見ていました。
最後に大好きな絵を見ながら息絶えて行くのを涙流しながら観てました。
旅行に行った時あの寺院で絵を見て感動しましたね。
娘と一緒に「この絵やったんや~」って・・・
凄く厳かな寺院で今も記憶に残ってます。
Commented by suirenn2 at 2007-12-26 21:24
フクちゃん
欧米人と価値観や考え方の違いがあるのはわかるのですが、この「フランダースの犬」は、イギリス人が書いたものですね。
負け犬の死・・・・みたいな意味で書いたのか・・・・・
多分、そうではないと思うのですが、そのへんのところが不思議な気がします。
昔読んだきりなので詳しいことは忘れてしまいました。
「謎」であったというのは意外なことでした。
Commented by suirenn2 at 2007-12-26 21:56
dekomamaさん
クリスマスも終わりました。
サンタさん・・・・お雛様のように仕舞っておくわけではないのですが、お出ましはまた来年です。

「フランダースの犬」、日本人に共感されるというのが長い間「謎」だった・・・・・まったく思いも寄らないことでした。
「滅びの美学」は日本人の情緒感としてわかりますが、そういう結論になったのも思いがけないことでした。
逆説的に、日本人としては、欧米人の視点を理解することにもなるでしょうか。
機会があれば映画を見てみたいですね。

Commented by suirenn2 at 2007-12-26 22:11
ブルーベリーさん
映画を作った監督さんが、製作のきっかけになったのは・・・・
アントワープの大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見た・・・・ことだったようです。
ブルーベリーさんもご覧になったのですね。
物語を知っていれば感動しますよね。
それが欧米の人には理解できないことだったのでしょうか。
日本の文化や価値観、意外に知られていないのかも知れませんね。
Commented by クリス at 2007-12-26 23:52 x
私は、できれば楽しいハッピーエンドのお話が好きです。
「マッチ売りの少女」と「フランダースの犬」は悲しすぎです。
涙を流すという甘いものではなく、号泣してしまいます。
その上、わんちゃんには想い入れが激しくて、「パトラッシュ」と聞いただけで、もうもう涙です。
お話の上だけでも、幸せになりたいのは私だけでしょうか。
でも、この映画見てみたいです。
Commented by suirenn2 at 2007-12-27 00:25
クリスさん
悲しい結末が欧米の人の感覚にはそぐわないのでしょうか。
ただ、「負け犬」と見なすのは、「勝ち組負け組」などしきりに言われている昨今なので、ちょっとショックでした。
連続のメロドラマなどで「二人を一緒にさせて」と、ハッピーエンドを願う投書があったりしますね。
幸せを願うのが人情というものでしょうか。

「フランダースの犬」の話から、「滅びの美学」にまで到ったこと・・・
日本人としては、そのプロセスが興味深いですね。
むしろ、気がついていないことを発見するかも知れず、私も、出来れば見てみたいです。
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