「Google=グーグル」の創設者が若いアメリカ人2人とは知っていましたが、今朝の新聞(読売)に写真付で紹介されていました。サーゲイ・プリン、ラリー・ペイジの両氏、スタンフォード大出身の共に32歳・・・・新聞は最近のグーグルの飛躍的な成長を伝えているのですが、やはり日本での騒ぎとの比較は見受けられます。
「日本にもライブドアなど急成長したネット企業は多い。だが、グーグルは錬金術まがいの商法で水ぶくれした企業とは違う。・・・・・背景には技術力がある」そして
「株式公開時に当局へ出した文書では『邪悪にならない』『世界をよりよい場所にする』など異例の宣言をした」など印象に残る言葉でした。
同じ日の広告に、藤原正彦著
「国家の品格」が載っていました。「大正末期から昭和の初めにかけて駐日フランス大使を務めた詩人のポール・クローデルは、大東亜戦争の帰趨のはっきりした昭和18年にパリでこう言いました。
『日本人は貧しい。しかし高貴だ。世界でただ一つ、どうしても生き残って欲しい民族をあげるとしたら、それは日本人だ』・・・・」本書の最後で著者が引用している言葉がそのまま広告文になっています。読むのに1日もかかりません。いろいろ考えさせられる内容です。
本書のなかにあった会津藩の教え「什(じゆう)の掟」を・・・・。
一つ 年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二つ 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三つ 虚言を言うことはなりませぬ
四つ 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五つ 弱いものをいじめてはなりませぬ
六つ 戸外で物を食べてはなりませぬ
七つ 戸外で婦人と言葉を交わしてはなりませぬ
そして、これら七か条、「ならぬことはならぬものです」と結ばれています。「ならぬことはならぬものです」・・・・・・良い言葉ですね。