先日、東御苑を訪れたときには辺り一面の蝉時雨でした。
そんな中で偶々ベンチで休んでいたときに「ツクツクボウシ」の鳴き声が
きこえたのです。いっとき、耳を傾け聴き入ってしまいました。
家の近くでも蝉は鳴いていますが、殆どは「ニイニイゼミ」や「ミンミンゼミ」、
ツクツクボウシの声を聴くのは珍しいことです。

そこで、ふっと思い出したのが「蜩」です。
もう何十年も蜩のあの「カナカナカナ」という鳴き声を聴いていないような?
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思い出しただけで急に懐かしさがこみ上げてきました。
田舎で暮らしていた小学生時代、夕暮れともなると必ず聴こえてきた。
子ども心にも哀調をおびた鳴き声に、一抹の寂寥感を感じたものでした。
疎開者として貧しく暮らしていた時代、自分たち家族がまわりの者から
どのような目て見られていたかは察せられることでしたから、そうした
言うに言えない想いに蜩の鳴き声が重なるようでした。

いま「カナカナカナ」のあの鳴き声を聴いたとしたら・・・・・?
遠い昔のやるせなかった時代を思い出して私は涙ぐんでしまうかもしれない。
書きながらもちょっと感傷的になっています。
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by suirenn2 | 2017-08-15 12:14 | Comments(4)
Commented at 2017-08-15 17:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ピメント at 2017-08-16 09:29 x
甲州街道の銀杏並木でも車の騒音に負けまいとするようにミンミンと
盛大に鳴いて言いますが、そういえば最近は蜩のカナカナという声は
久しく聴いていません。

子ども時代はあのカナカナという声は「もう夕方だからお家へかえりなさい」
といわれているように聴こえましたね。

家の裏の小川(幼少期は仙台市の郊外で暮らしていました)をひらひらと
舞うオハグロトンボや蜩の声などは子ども時代の思い出につながっています。

いまはもう訪れることのない田舎の暮らしは記憶の中だけとどまり、切ない
美しい思い出として残っています。
Commented by suirenn2 at 2017-08-16 10:58
ブルーベリーさん
おはようございます。
体調面で何かとシンドイときでしょうにこうしてコメントをくださって
恐縮しています。ありがとうございます。
そうなんですよ、こちらはもう何日も雨模様の湿っぽい日が続いています。
涼しいというより今朝などちょっと寒いくらい。
でも、来週はまた暑さが戻ってくるようで、急な変化には応えるでしょうね。

食事のことは私も同じで野菜好き、でも、気をつけて肉類も食べるようにしています。
ただ、作るにしても一人前一食分というのは難しいですね。
どうしても多くなってしまって、ホント、ひとり暮らしの食生活は厄介です。

琵琶湖の方へのご予定、お出かけになれるといいですね。
外へ出て食事をして、お友達とお喋りして・・・気晴らしになるのじゃありませんか。
ただ、それでも無理は禁物、気分次第がよろしいでしょうかね。

メールの件、ありがとうございます。
何か特別のことでメールするわけでもないのですが・・・・
気まぐれでメールするようなことがあるかもしっれませんが、
その時はよろしくお願いしますね。
Commented by suirenn2 at 2017-08-16 11:43
ピメントさん
おはようございます。
蜩は明け方にも鳴くそうですね。
深い山の中ででは日中でも鳴いていることがあるそうです。
「薄明」を好むとか・・・そんなことがネットに書いてありました。
夕方にしろ明け方にしろ「薄明」といった微妙な気配が
都会などでは失われているということなのでしょうか。、

「切ない美しい思い出」、ほんと、そうですね。
いまこの年齢になってみて改めてしみじみとそう思います。
私は埼玉の田舎でしたが、いまはもうすっかり都市化して
昔の面影は何も遺っていません。

ところで、冷蔵庫の件ですが、すぐに新しいのが調達できてよかったですね。
街の電気屋さんとの付き合いは何かと重宝するものですよね。
家の方ではその電気屋さん、3~4軒もあったのですがいまや1軒も
なくなってしまいました。昔からあったお店が急速に失われています。
「記憶のなかにだけとどまること」が増えていくばかりです。
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