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長谷川等伯のこと

驚きました、嬉しいビッグニュースです。

21日の読売新聞(朝刊)の記事・・・・・
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長谷川等伯が描いたとみられる屏風作品が見つかったという。
等伯が50~60歳代に手がけた可能性が高いとと判断された・・・・とあります。
等伯は72歳で病没したのですが、50~60歳代といえば絶頂期、見出しにもあるように
まさに円熟の作品といえるでしょうか。

この記事を読んで以来、上野の「等伯展」でみた「松林図屏風」がちらちらと頭を掠めて
ここ数日、等伯と松林図のことばかり思い詰めているような・・・・?
ブログアップもしていると思うのですが、これが「松林図屏風」、日本絵画の最高傑作とも
言われる国宝の作品です。
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「有名な絵なので、知っている人も多いと思うが、墨の濃淡の階調だけで、光をはらんだ
湿潤な空気と松の姿を描いたものだ。なんともいえない独特な絵で、見ていると自然に
その世界に引きこまれてしまう」と五木寛之さんが著書のなかで書いておられますが、
本当に絵の世界に引きこまれてしまう。
或いは、絵の方から寄ってくるような、ぐ~っと迫ってくるような・・・・・?

新聞記事の左側は「松竹図」だそうですが、じっと見ているとその後側に「松林図」が
透けて見えてくるようです。
そして、右側の「猿猴図」からは、「妙心寺展」でみたこのお猿さんの絵が・・・・
擬人化されたようなお猿さんの可愛らしいこと、これも等伯独特の表現でしょうか。
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さて、話はかわって・・・・
安倍龍太郎さんが直木賞を受賞された「等伯」という作品があります。
今も本屋さんに並んでいるのですが、分厚い上下2冊の単行本なのです。
いつも持ち歩いて読む私としては大きすぎる、厚過ぎるで、「いずれ文庫本になるでしょう」と
買うのを控えていました。でも、この際、やはり読もう・・・・と決心したところです。
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by suirenn2 | 2015-04-25 09:05


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