前回、芝大神宮の節分祭の様子をアップしましたが・・・・
私も豆をいただいてきました、写真では2袋ですが、本当は5袋も・・・。
見物していると「どうぞ、どうぞ」と次から次と振舞ってくださるんですよ。
こんな時に「いえ、いただきましたからもう結構です」など言うのは、むしろ野暮というもの。
有り難く頂戴した方が気持ちがいいですよね?
10センチ位の小袋です。
年男、年女、氏子さん方でしょうか、この小袋を枡に入れてお練りをしながら振舞う。
枡はそんなに大きくないので、10袋も入るかどうか・・・・?
次から次と振舞っているのですから、枡はすぐ空っぽになってしまう筈です。
ところが、お練りの間中、各自が持つ枡が空っぽになることはありませんでした。
神社の方がまわりに付き添いながら、絶えず補充をしていたのです。
豆がいっぱい詰まった大きな箱を持って・・・・・。
何と手間のかかることか、それを真面目に一生懸命にやっている。
この節分祭でもっとも印象深かったのはそのことでした。
不便とか非合理的とか非生産的とか、「伝統」とはそういう考えで端折らないものなのでしょう。
「豆を補充するのは大変だから、大きな袋にでも入れて持ってもらいましょうよ」、
私ならそう言ってしまいそうです。
新宿御苑温室で・・・・