写真を撮っていて、どうしてもまともに撮れない花がある。
再度何回か挑戦しても「ダメだ、まずいな~」とがっかりしてため息・・・・・
反対に、ただパチパチやっているだけで納まりの良い花もある。
私は勝手に「花にも相性がある」と思い込んでいるのですが、
本当は、勿論、単に「下手なだけ」なのでしょう。
ヒペリカム・アンドロサエマム、「小坊主弟切」とも言われるこの花は、その点で気に入っています。
ただパチパチやっていても案外すっきりと納まってくれる。
「オトギリソウ科、オトギリソウ属」なので「オトギリ=弟切」の名前がついているようです。
「オトギリソウ=弟切草」といえば・・・・・
草を原料にした秘薬の秘密を弟がもらしたために兄が切り殺したという平安時代の伝説から
名付けられた花、何とも物騒な命名ですが、この「小坊主弟切」を見る度にそんな伝説も頭を過ります。
クレマチス、ヨーロッパでは俗に「乞食の植物」とも言われるとか・・・・。
物乞いの時に、ツルで傷つけそこに葉を擦りつけて腫れ物を作ったと言われ、
「たくらみ」という花言葉もあるそうです。
処分する前に載せておきます。