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日 々 是 好 日

禅の言葉だそうです。日柄がいいとか悪いとか、晴れがいい、雨はいやだとか、自分中心の
考えは捨てて、環境の中に美なるもの真なるものを見出しなさい、というわけです。「晴れた
日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す」。それは判りますけれど、所詮凡人の私は、気分は
天候次第、「本日は晴天なり」がいいとなってしまいます。

*茶聖千利休の孫宗旦が静寂な茶室を建てたので、庵名をつけてもらうために、かねてから
師と仰いでいた大徳寺の清巌和尚を招きます。ところが急用ができたので宗旦は、不在する
ことを詫び、明日お目にかかりたい旨の手紙を弟子に託して外出します。やがて宗旦が帰っ
てみると、留守中に訪ねた清巌の、これまた置手紙があります。見ると僅か8文字で「懈怠
比丘 不期明日」とあるだけ。「懈怠の比丘・・・・怠け者の坊さん・・・・の私には、明日がわか
らない」と。これを読んで宗旦はすぐに大徳寺に清巌を訪ね、謝罪の心をこめて「今日は今日
といいてその日を暮らしぬる 明日の命はとにもかくにも」と詠じます。この縁に因んで、庵を
「今日庵」と命名されたのです。現在、京都裏千家にある二畳の茶室です。- 禅話百選 ー
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昨日の映画の後遺症で、まだ頭の芯がぼおーっとしてます。こんな時に禅話はミスマッチと
思いきや、感性に響くのですね。生活の雑念が吹っ飛んで、美なるものに心が満たされてい
るから・・・・。でも、これ、禅じゃないなぁ。
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by suirenn2 | 2005-04-26 23:29


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