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龍馬 ホネームーン

昨日の「龍馬伝」は「霧島の誓い」・・・・・
ドラマは私が想像していたのとはまた別な視点で描かれていて
正直ところちょっと期待はずれでした。

龍馬と霧島といえば、「日本初の新婚旅行」が先ず浮かんできます。
明治期の坂本龍馬伝「汗血千里の駒」という本で「我が国初のホネー・ムーン」として
有名になりました。

寺田屋襲撃事件の後、京都や大阪の薩摩藩邸に潜伏していた龍馬とおりょうは、
薩摩藩の船で大阪を出航、慶応2年3月10日に薩摩に到着。寺田屋で受けた
深傷を癒すため西郷隆盛や家老の小松帯刀の勧められての湯冶の旅でもありました。
その後、16日に更に錦江湾を船で北上、17日には塩浸温泉に温泉に着いて、
ここで11泊します。
そして、29日には高千穂の峰に登頂、ドラマにもあった天逆鉾を見ることになります。
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この時の様子を姉の乙女に送った龍馬の手紙・・・・・
イラスト入りで、自分達が登ったルートは朱書きで、頂上の天逆鉾の絵まで書いてある!
「この間は山坂、焼け石ばかり。男でも登りにくく、たとえようもないくらい危ない路。焼け土さらさら、少し泣きそうになる。5丁も登れば履物がきれる」といったことも書かれています。
「すこし泣きそうになる」なんて、こんな言葉に触れると、まるで目にみえるよう・・・・・
息遣いまで伝わってくるようで手紙に見とれてしまいます。

1ヵ月ほど龍馬は愛する「おりょうさん」とともに霧島の湯治場で過ごすわけですが、
短い生涯の中で、刺客から襲われる心配もなく、美しく雄大な自然に身をゆだねた
もっとも幸せな時だったのではないでしょうか。

「ここまでくれば高山ですから見晴らしがよく、面白かったのですが、何分にも四月の山頂はまだ寒く、冷たい風も吹きつけるのでそろそろと下山しました。あたり一面に霧島つつじが生えていて造花のようにきれいでした}

どうです、感動で胸がじ~んとしてきませんか?

癒しの道行き、密着熱愛の新婚旅行だったようですが、どうやら、夫婦喧嘩もあったような?それはまた次回にでもお話しましょう。
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by suirenn2 | 2010-09-21 01:13


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