朝起きてカーテンを開ける・・・・・
東の空に明るい光が見えるとほっとします。
逆にどんよりして光が見えない時はがっかりする・・・・・
1日の気分が天候に左右されるようなこの感情は、「もしかして老化現象?」
でも、老化現象と思ってしまってはマイナス思考でよろしくない!
天候に一喜一憂するのも気持ちに余裕があればこそのゆとりの感情と思いたい。
実際忙しく働いていた時は日々の天候など気にする余裕もなかった。
そう言えば「朝の光」という児童小説があったけれど「どんな物語だった?」
思い出せない、こうなると妙に頭にひっかかる、本を引っ張り出してきて読んでみる。
新聞がわり、短編なので10分もかからない。
「ぼくのお母さんはきちがいです」で始まる物語・・・・・
平和に暮らしていた一家に召集令状がきてお父さんは戦争にとられる。
留守を必死に守るおかあさん、でも、お父さんの戦死の報せ・・・・・。
戦争が終わったある日、お父さんは生きていると教えにきてくれた人がいる。
お母さんは精いっぱい歓待し、精いっぱいのお金を包んで礼をする。
でも、結局サギであることがわかり、お母さんはその日からおかしくなってしまう。
「お母さん、ぼくはあすの朝早く起きて、うちのぶどうだなの下へ、以前ようなお母さん
がこしらえたような食卓をつくろうと思います。お母さん、あすの朝は、そこで、朝ごはん
を食べようね。こぼれそうな朝の光をうけて、ぶどうの葉がキラキラかがやく下で、あつ
いみそ汁をすすろうね」
ちょっと暗い物語だけれど、朝の光が救いになっている。
「そうだ、朝の光には救いがある。一日を明るく過ごせそうなささやかな希望がある」
久し振りに晴れて気持ちの良い朝になりました。
さ~、私も今日はどこかへ写真を撮りに出かけよう!
どこへ行こうか、ただいま思案中です。