春の桜の頃に訪れた称名寺・・・・・
横浜市の金沢文庫にある寺院ですが、秋の彼岸花も趣があるとか、
秋晴れに誘われて訪ねてみました。(16日)
お寺さんへ着いた時には30人くらいの団体さんがいて賑やかでしたが、
団体さんが引き揚げると人影も疎らで、ツクツクボ~シ、ツクツクボ~シ・・・・
蝉の鳴き声が心地よく響いてきました。
彼岸花は池のほとりや広場の畔に程よい感じで咲いていました。
群生しているのも壮観でしょうが、ポツリポツリと咲いているのもまた風情があります。
お彼岸の頃に咲くから「彼岸花」、一方「曼珠沙華」ともいわれ、「ナンジュシャゲ」とは
梵語で、「天上に咲く赤い花」の意味があるとか・・・・・。
中国の長江あたりが原産で、日本には稲とともに縄文時代にはもう伝わってきたそうです。
地下茎にはデンプンが含まれるので、飢饉用の植物でもあったようです。
墓地でもよく咲いているせいか、私が子どものころ育った田舎では、忌みはばかる・・・・
そんな風潮もありました。「悲しい思い出」という花言葉もあるようです。
ほぼ貸し切り状態の称名寺、午後のひと時彼岸花を堪能してきました。